プラスチックによる環境問題と脱プラの流行

ここ最近、プラスチックによる環境問題についてはほとんどの方が目にしたことがあると思います。ここでは、その問題の実態と、脱プラスチック対策として今注目を集めているものについて取り上げていきたいと思います。

 

ではまず、どうしてここまで世界的にプラスチックによる環境問題が大きくなっているのでしょう。国連環境計画(UNEP)によれば、日本は1人が排出する使い捨てプラスチックごみ量が、世界で2番目に多いとのこと(1位はアメリカ)。

東京海洋大学によれば、日本近海は世界と比較してプラスチックの密度が1桁多く、ホットスポットとも呼ばれており、東京湾のイワシの8割からマイクロプラスチックが検出されたとのことです。

それを食する私達の身体にマイクロプラスチックは蓄積され、マイクロプラスチックは化学物質類を極めて吸着しやすく、最大で100万倍程度にまで様々な汚染物質を吸着すると言われているため、様々な汚染物質による影響も同時に受けてしまう恐れがあるのです。

またもちろん人間だけでなく、生物への影響も多大です。そして、プラスチックの健康への悪影響も近年取り沙汰されており、プラスチックに含まれるBPAという環境ホルモンは、がん、不妊症、発達障害、肥満、糖尿病等々…様々な病気の一因になり得るとのことです。

実際、海外ではBPAフリーと明記された商品をよく目にします。

 

簡単に説明しましたが、人間にも環境にも悪影響を与えてしまうプラスチック。今“脱プラ”の流れが広まってきています。この流れは海外では大きなものとなっていて、日本でも拡大することを期待するばかりです。ではどんな脱プラグッズがあるのか見ていきましょう。

 

◆エコバッグ

こちらはもう常用している方も多いと思います。2020年からはレジ袋有料化も始まりますので、折りたたみやすいものや、デザインのかわいいものなど、好みのものを見つけるのもオススメです。いつもバッグに入れるなどして携帯しておきましょう。

例えばユニクロでは、2019年9月からプラスチック製ショッピングバッグを紙袋(FSC認証を受けた紙か再生紙)に切り替えたり、衣類の包装袋の変更を検討しています。今後ますますそのような動きは加速していきます。

◆マイボトル

こちらも、使用している方も多いのではないでしょうか。ペットボトルはリサイクルされるからいいのでは?と思う方も多いかもしれませんが、リサイクルには高いコストがかかります。

ペットボトルの場合特に収集コストが高く、人件費も多くかかります。さらに大半は今まで中国に輸出されていたのが、中国が輸入を取り止めた為行き場を失っているという現状もあります。

2019年8月にはサンフランシスコ空港で、ペットボトル飲料水の販売が禁止されました。利用者は水飲み場で自身の容器に水を入れて利用します。海外ではこのような水飲み場(ウォーターステーション)が増えてきています。

マイボトルはいつも使うものなので、2つ以上あると便利です。そしてこちらも、お気に入り、気分がアガるデザインのものを持つといいですよ。

 

◆エコラップ

ミツロウでできた、繰返し使え最後は土に還えるラップが、今海外では目立ってきています。筆者も使っていますが、とてもオススメです!

そもそもラップからは発がん性などのある環境ホルモンが食品に移ってしまうし、便利な分たくさん使っては捨ててしまいがちですよね。

このエコラップ(ミツロウラップ)は、とにかく何にでも使えて便利なのですが、例えばパン、おにぎりを包んで携帯するもよし、切った野菜や果物を包めば鮮度をしっかり保って保存できますし、飲みかけのコップにかぶせたり、手の温もりで形を変形させれるので袋状にしておやつなどを入れてみたり…本当に万能です。

調べてみると色々な使い方があっておもしろいし、かわいい柄のものがたくさんあり選ぶのも楽しい。手作りも簡単にできるので、ぜひトライしてみてください。

 

◆マイストロー

最近では竹、アルミ、ステンレス製の繰返し使えるストローが出てきています。洗浄ブラシも付属している場合が多いので、ぜひマイストローを持ってみませんか?

マクドナルド、スターバックス、ファミリーレストラン等々、プラスチックストローを廃止する企業が相次いでいます。ごみを減らすという視点では、マイ箸もぜひ挑戦してみてください。

 

まだまだこの他にも私達の周りにはプラスチック製品が溢れています。マスク、ナプキン、おむつ、化学繊維の服、使い捨てのカトラリー、ビニール傘、そして一つ一つ丁寧にされた過剰包装…私達一人一人が、できることから脱プラを始めていかなければなりません。

でも、今はエコでおしゃれなグッズがたくさんあります。その一部を紹介させていただきましたが、日本は海外に比べると脱プラへの意識がまだまだ低いのが現状です。地球にも人にもやさしい生活を、一人一人がもっと楽しく実践していけるといいですよね。